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プロローグ


この神殿こそエステリアの歴史を今に示す唯一正当な遺跡だろう。
魔物が作ったと伝えられるダームの塔よりも古く、バギュ=バデットの緑に建つ荘厳な姿は古代人の技術水準の高さを物語っている。


ダームの塔はおよそ700年前、魔物が作ったものだと伝えられている。大陸の港町「プロマロック」の人々はドゥアール海を挟んでも確認できるこの塔を「悪魔の塔」と呼び、呪われたエステリアの象徴としていた。巨大な塔を間近で見れば、その規模とたたずまいから
それが人の手によるものではないと誰もが感じるだろう。


800年前の神話、イース創世伝説に登場する「黒い真珠」は、生きた黒曜石と比喩されるように、生命感あふれ、鈍く深い輝きを放っていたと伝えられている。当時、この地方の海で採れた黒真珠に形態が似ていたことから、いつの頃からか「黒い真珠」と呼ばれるようになったのではないかといわれている。


創生期のイースで人の代表として二人の女神を支えた六人の神官たち。左から大地を司るハダル、力を司るトバ、光を司るダビー、時を司るメサ、知恵を司るジェンマ、心を司るファクト。二人の女神は文明を生み出すために必要な表裏をなす六つの力を代表者に分け与え、民衆から秩序と自由を促した。


六神官たちは、魔力を最も安定した形で封じ、維持できる金属は無いものか実験を繰り返し、やがて銀色に輝く金属の生成に成功した。この銀色の金属は「クレリア」と名付けられ、これを加工して、魔力を帯びた品々が大量に生産されるようになった。


イースを建国した二人の女神。月の女神の娘である若く美しい二人の女神は「黒い真珠」の力を用いてさまざまな奇蹟を起こし、古代王国イースを築きあげたと伝えられている。

 
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